* * *

馬「すげぇなぁ!!」

哉「似てる・・・どころじゃねぇ・・・」

馬「ま、俺らもだけどな!」



私は今久しぶりに人前で真優と一緒にいる。

嬉しいような・・・悲しいような・・・悪戯がバレてつまらない感じもする。



馬「で?どっちが本物の真優なんだよ?」

真「・・・私」

馬「へぇ?じゃぁ俺らが最初に会ったのは最初から真優じゃなかったわけか!?」

哉「あんたの名前は?」



雄哉に聞かれる。



『真・・・(優じゃなくて)・・・優里』

馬「優里かー!!てか優里って呼んじゃっていいの?笑」



・・・久しぶりに“優里”なんて他人に呼ばれた。

沈んだ気持ちが少し、軽くなる。