「…え」



「本当は言う気なかったけど言わないで死ぬのは嫌だったから」




達也が目をそらしてボソボソ言う



「…今言う?」



「…ごめん、我慢できなかった」



「あたしも…好きなのに
こんなときに言うな!!」




まくしたてると達也が目を丸くした




「え、友梨?」



「こんなときに言わないで、もっと早く言ってよ…」




答えようとした達也が急に顔を歪めて歯を食い縛った