思わずきゅんときた。




「………なにしてんの?」


「………いたい。」



ほっぺをつまんだが、痛かった。

…これは夢ではないらしい。



「ぷっ。おもしろいなぁ久保田は。」


そう言って私を見て笑った。


……あ、また胸で音がした。



「…なぁ」


橋本くんが机に身を乗り出し、今だほっぺをつかんでる私の手をつかんだ。

そのまま私を見上げる形になる。


「好きだよ。」


「…っ。」


また胸がドキドキ騒ぎ出す。