思わずきゅんときた。



俺は女子が苦手だ。


しゃべれるのは、全然しゃべれる。

だが、恋愛対象として見られると、どうもそういう雰囲気に持っていかれてしまうため、気楽に話が出来なくなる。


…言っとくが、これは決して自慢ではない。



俺はこの学校の中庭に向かった。
そこなら誰もいないはず。