思わずきゅんときた。



橋本くんの顔は赤い。

それが段々傾いてきた夕日のせいなのか、今の発言のせいかはわからない。


それより、男子から「かわいい」なんて言われた経験が恋愛経験0の私にはないことで、どうしていいかわからないのが現状である。



私が固まってると、橋本くんは次の攻撃を繰り出す。


「今日、俺さ、久保田と日直一緒で、しかも放課後2人きりになれる仕事まわってきて、めっちゃ嬉しかった。」



「え…ぅ、うん。」