「あ、みっちゃん、来たんだ!」



今は2限の休み時間。
登校には遅い時間だけどみっちゃんは来た。



「んー、まあね。暇だったから来た。」



「……暇だったからって。」



みっちゃんにとって学校は暇つぶしなのか。



アハハと笑っていると、



「矢野さん、少しいいかな?」



クラスの男子に呼ばれた。



確か名前は…………伊藤くん?



「はい、なんでしょうか。」



「ちょっと来てよ。」



伊藤くんにそう言われ、ついていくと屋上についた。