「じゃあ、ゆっくり休めよ。」 「うん、ありがとう。」 家まで送ってもらい、木村くんを見送る。 木村くんが見えなくなると私は一息ついた。 なんか、緊張してた、私。 これはやっぱあれだよね。 イケメンくんが隣にいたからだよね。 「疲れた……」 緊張しすぎて疲れた。 木村くんが帰って寂しくないと言ったら嘘になる。 もう私の心は色んな想いでごっちゃだった。