ーーーーだけどなんなんだよっ! この胸の高鳴りは。この胸の痛さは。 ドキドキするし、チクリとするし、 嫉妬だってしてしまい、寂しいと思ってしまう。 ありえねぇ。恋なんてーーマジねぇわ。 「ーー?ーーくん、木村くんっ……!」 「っわ、ボーッとしてたわ。悪りぃ。」 心配そうに俺を見る矢野。 そんな瞳で見るな、バカ。 「なぁ、襲っていい?」 「はぁ⁉︎ ダメに決まってんじゃんっ!」