「かいくんっ、デート行きたいなー。」



木下 絵里、とても可愛い俺の彼女。



「あぁ、そうだな。どこか行くか。」



俺らは学校公認のカップルだった。


まぁ、俺も王子様なんて言われてたし、絵里だって天使だと言われてるからな。



中学生だけど、まだガキだけど俺は絵里が本気で好きだった。



「かいくん、好きー。」



絵里のその言葉は毎日かけられていた。



だから俺は油断してたのかもしれない。