ちょっと待て。屋上の階段じゃねーかよっ!下手したら死ぬぞこれ。



こう思った時にはもう遅く、俺の身体はどんどん落下していった。



そして次気づいたのは保健室。



なぜか目の前には泣きそうな顔の矢野。



俺、なにかしたっけ?てかなんで保健室?



「あの…ごめんなさいっ!私の下敷きになっちゃって…」



矢野のその言葉で全て思い出す。


あぁ、そうか。矢野は受け止めようとしてくれたんだよな。


だけど失敗してーー



てか、バカだよな。男の身体なんて受け止めれるわけねーだろ。しかも階段で。



下手したらこいつまで道連れだったのか。