「ねぇ、僕ん家おいでよ。話したいことがある。」



「い、家⁉︎ ……まぁ、いいけど。」



まさか家に招待されるとは思わなかった。

でも相手は木村くん。変なことはしないだろう。


それに私にもそんな魅力はないしね。話っていうのもきっと素顔について口止めされるだけだろう。



「家、ここだから。」



木村くん家は私の家と逆方向でわざわざ家まで送ってもらってたことを考えると申し訳ない気持ちになる。




「おじゃまします。」



「部屋、二階のすぐ右の部屋だから。
僕はジュース入れてくるから待ってて。」



そう言われ二階に行き、木村くんの部屋へ。