「後悔なんてしないよ。別に他の男とくっついても痛くもかゆくもないからね。」 木村くんはそう言って席に戻っていく。 「っ、やっぱ怒ってる、か……」 しゅんとしてそう言うとみっちゃんは木村くんを睨みながらいう。 「何あの男。ムカつくんだけど。」 ボキボキと手を鳴らすみっちゃんの怒りを収めながら考える。 木村くん、どうしたら機嫌治ってくれるかな。 いつもは冷静でクール系なのにこんな怒ってしまうとは思わなかった。