Sっ気のある木村くんは私よりもタチが悪く、いじめてくる。 パクリと私の耳を噛み、私の反応を見て楽しんでる。 「っ、木村くっ……」 「あれ?もう名前では呼んでくれないんだ?」 さっき呼ぶなと言ったくせに。 木村くんは絶対私が名前呼ぶどころじゃないとわかっていっている。 「っ、きっ、らく……」 「なに?」 顔色ひとつ変えずに聞き返す木村くん。 「やっ……」 私がそう言うと木村くんはクスリと笑ってやめてくれた。