家を出て数メートル。 「逃げんなって。」 千智につかまった。 「離してっ!」 必死に振り払おうとするけど振り払えない。 「無理。離したらおまえ逃げるだろ。」 そんなのあたりまえじゃないの。 逃げるに決まってる。 そういえばさっきのメールなんだったんだろう。 「ちょっとメールだけ見させて。」 「おぅ。」 開いてる方の手で携帯をいじりメールを開く。