「海、綺麗、広い、気持ちよさそう!
早く入って遊びたいなぁ。」



興奮する私の手首をつかむ木村くん。



「はい、水着に着替えたら遊ぶぞ。
とにかく、着替えてこい。」



木村くんはそう言って、トイレに入っていった。



「……着替えなきゃな。」



あのピンクで可愛い水着を着ると思うと恥ずかしい。


それでもなんとか着てみる。



「うわ、これは……」


ヤバい、全然似合ってない。

なんかイタイ奴になってそう。



「うぅ……」



とりあえず半袖パーカーを着て更衣室を出る。



うん、海にパーカーは必需品だね。