「木村くん……」



好き。大好き。


ギュッと抱きしめ返すと村田くんはため息をつく。



「俺、お邪魔みたいだから帰るわ。
じゃーな。」



村田くんが部屋から出て行くのと同時に唇が重なる。



目をギュッと瞑って、息を止めているとクスリと笑われる。



「おまえ、キスで息止めてたらこれからが大変だよ?」



「こっ、これから⁉︎ 」



カァァと顔が赤くなるのがわかる。