「ーーということで、3だ。」 数学の時間、全く授業が頭に入らない。 数人寝ている人がいるけど、緊張しすぎて眠気もこない。 チラリと木村君を見れば、真面目に聞いてノートを取っていた。 はわわっ、今日この人に想いを伝えるのか。 そう思うだけで倒れそう。