「……っ、ねぇ。」



お昼休みになり、木村くんに話しかける。



「ん?なに?」



そう言って振り向く木村くんにドキドキ。



「っと、あの……放課後、予定とかある?」



「……ないけど。」




少し不思議そうな顔をする木村くん。




「あのさっ……放課後、話したいことがあるんだけど。」



「話?いいけど……」




なんの話がわかってないな。木村くん。


……意外と鈍感?




「じゃっ、それだけだからっ!」



そう言って私は逃げるようにみっちゃんのもとに戻った。