「矢野さん、木村くんが原因なんでしょ。木村くんが他の女子と仲良いから嫌なんでしょ?」 屋上につくと、鈴木くんが図星をついてくる。 「違うもん……」 強がってそう言えば鈴木くんはため息をついた。 「強がってないで気持ち言ってごらん?」 私、情緒不安定かも。 すぐ泣きそうになってる。 「……私、ヤだったの……っ!木村くんと他の女の子が仲良くするの。 最低だよね、木村くんだってみんなと仲良くしたいに決まってるのに……。」 すると鈴木くんは私言葉を遮った。