「木村くん、かっこいいねっ、 あ、ウチの名前わかる? 山村 麗華だよぉ。よろしくねぇ。」 木村くんの腕に自分の胸を押し当てるようにしてそう言う山村さん。 「麗華か。いい名前だね。」 木村くんはそう言って笑ってから、 「麗華、よろしく。」 と言った。 「えっ、名前で呼んでくれんの?チョー嬉しいんですけどっ! じゃぁ、ウチは海斗って呼んでも良いカナ?」 山村さんはそう言って微笑む。 「全然いいよ。 ……それより麗華ってさ、髪、綺麗だね…」 そう言って木村くんは山村さんの髪の毛を触る。