「みっちゃぁん………」



休み時間になり、みっちゃんに泣きつくとめんどくさそうに追い払われる。



「はいはい、おとなしく補習でも受けとけば?」



そういうみっちゃんは余裕の表情。


実はみっちゃん、結構頭良かったりする。



「うわぁん、みっちゃんの薄情者…っ!」



毎回赤点ギリギリの私の気持ちなんて分かるわけがない。



「薄情者で結構よ。それより勉強しないと夏休み遊べないけどいいの?」



「嫌っ!」



急いで自分の席に戻り勉強用具を広げる。