ちょっと急にどうしちゃったの?


なんか話しかけづらいし。



「…………」



「…………」



それからお互い無言のまま私の家についた。




「き、木村くん、別に私は保健室の先生のこと好きじゃないからね?」



木村くんが不機嫌な理由を私なりに考えた結果、保健室の先生が嫌いなんだという結論に至った。



だから保健室の先生を褒めると機嫌悪くなったんじゃないの?




「あぁ。」




そう冷たく言ったと思えば、



「わかってるよ、バーカ。」



笑顔でそういうから安心。



「ん、じゃーね。」




「あぁ。」




そう言って私は家に入った。








「くっそ、なにやってんだ俺、ダセェ…」