「人が作ったケーキの前で……今日は誰の誕生日よ!」
「…カオリ様、でぇーす」
今までじゃれあっていた2人がピタリと静止し、息を揃えて言う。
「だいたいねー、なんでナオヤがここに居るのさ」
「あ?…酒のため?」
主役の事などお構い無し。そんなセリフに、みんなで笑った。
笑われた事が府に落ちないのか、ナオヤは少し口を尖らせながら、
「カナだって、人の事笑えねーだろ」
矛先が急に自分へ向いた。
──確かに、一人でビール4本。ウイスキーボトルも空にした。
「何で俺だけ怒られんだよ…」
「カナはいいの。アタシの親友なんだから、ナオヤとは別格なの」
カオリのセリフに小さくなり、ナオヤは完全に拗ねている。
その姿がまた、可愛い。
「…カオリ様、でぇーす」
今までじゃれあっていた2人がピタリと静止し、息を揃えて言う。
「だいたいねー、なんでナオヤがここに居るのさ」
「あ?…酒のため?」
主役の事などお構い無し。そんなセリフに、みんなで笑った。
笑われた事が府に落ちないのか、ナオヤは少し口を尖らせながら、
「カナだって、人の事笑えねーだろ」
矛先が急に自分へ向いた。
──確かに、一人でビール4本。ウイスキーボトルも空にした。
「何で俺だけ怒られんだよ…」
「カナはいいの。アタシの親友なんだから、ナオヤとは別格なの」
カオリのセリフに小さくなり、ナオヤは完全に拗ねている。
その姿がまた、可愛い。
