全てがうまくない。
目蓋を閉じる。
ナオヤの瞳とは違う、闇が私を飲み込む。
眠りに就く前の、恐怖にも似た、絶望にも似た。
この世に、独りだけ取り残されたような、救いようのない、闇。
──このまま、溺れても、いいですか?
「マジ、大丈夫かよ?」
暗闇から解放された私の前に、別の闇が広がる。
心臓が跳ね上がる。とは、まさにこの事なのだろう。
ナオヤが覗き込みながら、様子を伺っている。
私を飲み込んでいく、ナオヤ。
でも、その闇は私なんかを溺れさせてはくれないだろう。
そこは、私なんかを簡単に拒絶するだろう。
目蓋を閉じる。
ナオヤの瞳とは違う、闇が私を飲み込む。
眠りに就く前の、恐怖にも似た、絶望にも似た。
この世に、独りだけ取り残されたような、救いようのない、闇。
──このまま、溺れても、いいですか?
「マジ、大丈夫かよ?」
暗闇から解放された私の前に、別の闇が広がる。
心臓が跳ね上がる。とは、まさにこの事なのだろう。
ナオヤが覗き込みながら、様子を伺っている。
私を飲み込んでいく、ナオヤ。
でも、その闇は私なんかを溺れさせてはくれないだろう。
そこは、私なんかを簡単に拒絶するだろう。
