さっきはとても楽しそうにしていた。
陽太くんはとてもおもしろかったし優しいし。
「…え???」
『聞きたいですか???僕の話。』
聞きたいわけじゃない。でも気になる反面もある。
「陽太くん。今すぐ誰かに話したかったんだよね。聞いて欲しかったんだよね、いいよ。話して。」
陽太くんが少し鼻をすすった。
一息置いてから陽太くんは話した。
『自分で言うのもあれですけど…僕顔が良いみたいなんですよ。だから女子がキャーキャー言ったり、たくさんの女子に告白されたりしてたんですよ。
中2の頃、僕は教室では…学年でも目立つ存在で友達にもたくさん頼られてたし…。
中でもあるひとりが僕の親友だったんです。そいつには好きな女子が…そいつの幼なじみなんですけどね、僕はそれなりに話す相手だったし、その2人をくっつけてあげたかった。
でも…ある日、僕はその女子に告白されたんです。しかもそこを彼に見られたんです。教室で口論になってしまってその話もあっという間に広がって、変な噂も流されて、周りの目は鋭くなって…。
話かけてくる人は女子しかいなくなったんです。
これが僕が友達を無くしたエピソード…ですっ』
陽太くんはふふっと笑った。
私が陽太くんに話してと言ったのは理由がある。
陽太くんはとてもおもしろかったし優しいし。
「…え???」
『聞きたいですか???僕の話。』
聞きたいわけじゃない。でも気になる反面もある。
「陽太くん。今すぐ誰かに話したかったんだよね。聞いて欲しかったんだよね、いいよ。話して。」
陽太くんが少し鼻をすすった。
一息置いてから陽太くんは話した。
『自分で言うのもあれですけど…僕顔が良いみたいなんですよ。だから女子がキャーキャー言ったり、たくさんの女子に告白されたりしてたんですよ。
中2の頃、僕は教室では…学年でも目立つ存在で友達にもたくさん頼られてたし…。
中でもあるひとりが僕の親友だったんです。そいつには好きな女子が…そいつの幼なじみなんですけどね、僕はそれなりに話す相手だったし、その2人をくっつけてあげたかった。
でも…ある日、僕はその女子に告白されたんです。しかもそこを彼に見られたんです。教室で口論になってしまってその話もあっという間に広がって、変な噂も流されて、周りの目は鋭くなって…。
話かけてくる人は女子しかいなくなったんです。
これが僕が友達を無くしたエピソード…ですっ』
陽太くんはふふっと笑った。
私が陽太くんに話してと言ったのは理由がある。
