世界と列車。そして君。

『まさか…こんなやつとは絶対ないですよ!!なぁ???』
『そうは見えないですよ???』
「陽太くんまで…!!もう!!」

そんなこんなで私たち6人+愛さん、陽太くんと会話をしたりトランプをして楽しい時間を過ごした。
ふと時計を見ると気づいたら夕方になっていた。
このデスゲームのルールを聞いたとき、私は強がっていたと思う。
本当は泣き叫びたいくらい怖かった。
でも、みんなといるうちにいつの間にか恐怖心なんてなくなっていた。

「そういえば…ゲーム始まってたね。」
『そうね…。』

ピンポンパンポーン
放送だ。
[どーもどーも!!そろそろこんばんはの時間だね~♪お過ごしいかが???
さっき説明し忘れてたけど…
お風呂についてね~!!]
『お風呂あるの!?やったぁ!!』
飛鳥がぴょんぴょんと跳び跳ねた。
[もちろん!!飛鳥ちゃんみたいな年の女の子がいたらないわけにもいかないでしょ!!
とりあえず説明ね~!!
お風呂は各車両にあるから1~2人ずつ入ってね!!着替えは各自あると思うから…大丈夫だよね…???
ま、あとは脱衣場で色々わかると思うよ!!]
「脱衣場…で???どういうこと???」
[まぁまぁ、そのへんは気にせずに!!
あ、お風呂とか着替えのときは視ないようにするからね!!安心して!!
そんじゃバイバイ!!]
『全く。自由な人ね。』
「そうですよね…」