今列車内はとても重たい空気。
動けずその場に立って呆然としている人。
冷静に席へ戻る人。
様々だった。
私はどうすることも出来ずにボーッとしていると七海に手を引かれた。
『マリカ…???大丈夫???』
「あっうん。」
『日が昇ったらスタート…か。』
腕時計を見ると今は深夜の3時頃。
日が昇るまでだいたい2~3時間。
「時間まで、何する?」
『とりあえず、自己紹介でもしときませんか???』
声の主はさっきの男の子だった。
『僕は八重陽太。中学3年生です。友達に会いに行こうとしたら…こうなっちゃって』
「私、清川マリカ…です。」
『小野寺飛鳥ですっ!!』
『原七海です』
『片山佑樹。』
『成瀬絢斗。』
『俺は畠中恭介。』
「あ、私たちは旅行に行く予定だったからこの列車に乗ったの…ってさっき聞いたよね。」
『あたし、吉沢愛。実家に帰ろうとしたら…うん。』
愛さんはさっきレオンに正体を聞いた人。
そのあとも列車内の36人がお互い自己紹介を続けた。
さっきまでは全く気にして無かったけど36人。様々な人がいる。
妊婦さんもいるし、親子もいる…。
『とりあえず、ルールでも決めませんか???』
佑樹が口を開いた。
『片山くん。ナイスアイデアね。あたしの案なんだけど…聞いてくれる???』
愛さんが出した案は<殺し合いはしない。>というものだった。
動けずその場に立って呆然としている人。
冷静に席へ戻る人。
様々だった。
私はどうすることも出来ずにボーッとしていると七海に手を引かれた。
『マリカ…???大丈夫???』
「あっうん。」
『日が昇ったらスタート…か。』
腕時計を見ると今は深夜の3時頃。
日が昇るまでだいたい2~3時間。
「時間まで、何する?」
『とりあえず、自己紹介でもしときませんか???』
声の主はさっきの男の子だった。
『僕は八重陽太。中学3年生です。友達に会いに行こうとしたら…こうなっちゃって』
「私、清川マリカ…です。」
『小野寺飛鳥ですっ!!』
『原七海です』
『片山佑樹。』
『成瀬絢斗。』
『俺は畠中恭介。』
「あ、私たちは旅行に行く予定だったからこの列車に乗ったの…ってさっき聞いたよね。」
『あたし、吉沢愛。実家に帰ろうとしたら…うん。』
愛さんはさっきレオンに正体を聞いた人。
そのあとも列車内の36人がお互い自己紹介を続けた。
さっきまでは全く気にして無かったけど36人。様々な人がいる。
妊婦さんもいるし、親子もいる…。
『とりあえず、ルールでも決めませんか???』
佑樹が口を開いた。
『片山くん。ナイスアイデアね。あたしの案なんだけど…聞いてくれる???』
愛さんが出した案は<殺し合いはしない。>というものだった。
