「あれ?裕也」



そこにいたのは
彼と同じく背がとても高くて
カッコいい男の人が立っていた




その人は私の目の前にいる彼とは逆で
とても優しそうだ





「・・・・・。なんだ。流か」





彼は私から視線をはずしてその人見た





なんか、随分と素っ気ないな
見たところ彼らは知り合いみたいだけど?





「なんだとは失礼だな」




そう言いながら小さく笑った






いま、扉の前にいる人は流さんと言うらしい





で、私の前にいる人は
え~と







そうそう!
裕也さんだ