美幸は泣いてた


『あたしだってっっっ
最低な事だって分かってたわよ。
力哉も宗輝も本当は
好きじゃなかったのよ。
アンタが羨ましかった。
彼氏がいる、アンタが。
だから、
宗輝がスキって嘘ついた。
そしたら、アンタ、別れるって言うじゃん?!
そんなん、言うと思わなかった。
だから、
宗輝の事大切じゃないのに、
簡単に別れられるのに、
付き合ってるって思った。
だから、許せなかった。
そして、
アンタを不幸にするため、
周りを巻き込んだ。
ゴメン…
二度と、しない…』


ふざけんな・・・

「ふざけんじゃねぇ。
誰が簡単に付き合ってた?
簡単に別れられる?
そんな訳ねぇじゃん。
あたしは、
宗輝が大好きだったよ。
でも、今は
力哉が一番、大切。
だから、
ってか、
あたしになにかしても、
力哉と宗輝には、
手を出すんじゃねぇ。
二人とも、
大事なんだよ。
アンタを許す事はない。
けど、もう、こんな事
いやだから
約束して?
二度と、あたし達に関わらない
って。出来るよね?」


『はい』


「じゃあ、
守らなかったら
アンタも同じ目に
あわせてやるから」

そう言って、
話をしていた
空き部屋を出た。

が!?