絶対…

捨てない…

力哉が
麻莉菜を捨てたら、
今度は
逆に俺が



奪いに行くから…


『そんなぐらいで、
 麻莉菜を捨てるなら…
 俺は、
 麻莉菜を奪いにくから』




そう俺が言うと、


「ッヒク、
 ありがとっ…」


そういって、また、泣き出した。