－恋－ ≪完≫ 続編スタート

『なぁ？
お前・・・
力哉と付き合ってんの？』


そう聞くと、

麻莉菜は思いっ切り
首を横に振った。


「あのね・・・。
あたし、
宗輝に本当の事話したら

より戻さないか？って言われた。
でもね？
力哉に、
その前、
告白されたんだ・・・。
《俺、
ずっと麻莉菜が好きだった。
真剣に考えてくれないか？
いつまでも待つから》
って言ってくれた。
あたしは、
《考えとくね》って言ったの。


本当なら、
宗輝とより戻したいの・・・。でもね？
一回、
宗輝を傷つけたのは、事実。
優しい、、、

優しい・・・
宗輝をあたしは
傷つけた最低な人なんだ。
だから、
宗輝に
《ごめんね・・・》って言ったんだ。

力哉も凄くやさしくしてくれて、
嫌いじゃなくなって、
真剣に考えてみようと思ったんだけど、

宗輝は別の人と付き合ったほうが
幸せになれるかもしれない。
でも、今は、
まだあたしのこと好きでいてくれてる。
力哉も好きでいてくれてる。
あたしの気持ちは、
二人の間で揺らいでる。
宗輝とより戻せば、
力哉が傷つく。、
力哉と付き合えば、
宗輝が傷つく。

あたし、どうしたらいい？
傷つくのは、あたしだけでいいのに・・・

あたしのせいで、
誰かが傷つくのは。。。
もう嫌だよ・・・・」


そういって、
泣き崩れた。

俺は、あまりにも
衝撃的で、
なんて声を掛ければいいのか、わからなかった