麻莉菜side


えっ!??
今の声だれ!?
あたしに用事?!?


声のした方を振り向くと、


怒った様子の、
力哉がいた・・・

(あっ。そっか。
別れたコト聞いたんだ)


そう思いながら、

力哉の元へと、

近づいた。


「来い」

たった一言、言うと、

さっさと歩き出した。


着いた先は、


会議室。


子供だけで勝手に使っていいの?


そう思ってると、

「先生に言ってある。
許可貰ったから」

心を読んだように、
力哉が言った。

(そっか。なら、いぃや)