今回のツアーの初日は大阪だ。
金、土、日の3公演で、日曜の公演が終わってすぐに、最終便で東京に帰る強行スケジュール。
本来ならキツいと思うところだけど、これなら三日間しか家を空けないで済む。
金曜も朝が早くて辛いけど、今の俺にとっては非常にありがたい。
出発の日の朝、早朝に家を出る俺に合わせ、彼女は早起きして、コーヒーを淹れてくれた。
もちろん、それも嬉しいし、しばらく会えないと思うと寂しいから、イチャつきながら、朝の情報番組を見ていたら、トレンドのコーナーで「フラッシュモブ」を紹介していた。
町の真ん中で、いきなり曲が流れると、それに合わせて周りの人々が踊り出し、戸惑っているうちにだんだんダンスの輪が広がって行って、気付けば、踊っていないのは自分だけの状態になる。
謎の集団にすっかり囲まれて焦っていたら、今度は恋人が現れ、なぜかダンサーたちと一緒に歌い、踊りながら、彼女に花束を差し出した。
そして、驚く彼女に、そこでプロポーズ!!
っていう動画を観て、朝から二人で、ちょっと感動してしまった。
「すげーカッコいい。人生で一度きりの場面だし、これやったら超感動すると思わない?」
「うん、絶対忘れないと思う。素敵だね。」
「じゃ、俺、やりたい。」
「えっ?」
「だって、ダンサーの彼氏ならではだと思わない? 知り合い使えば、超ハイレベルなのできるし。」
「いいよ。素敵だとは思うけど、恥ずかしいもん。」
「そう?」
「それにさ.....。」
金、土、日の3公演で、日曜の公演が終わってすぐに、最終便で東京に帰る強行スケジュール。
本来ならキツいと思うところだけど、これなら三日間しか家を空けないで済む。
金曜も朝が早くて辛いけど、今の俺にとっては非常にありがたい。
出発の日の朝、早朝に家を出る俺に合わせ、彼女は早起きして、コーヒーを淹れてくれた。
もちろん、それも嬉しいし、しばらく会えないと思うと寂しいから、イチャつきながら、朝の情報番組を見ていたら、トレンドのコーナーで「フラッシュモブ」を紹介していた。
町の真ん中で、いきなり曲が流れると、それに合わせて周りの人々が踊り出し、戸惑っているうちにだんだんダンスの輪が広がって行って、気付けば、踊っていないのは自分だけの状態になる。
謎の集団にすっかり囲まれて焦っていたら、今度は恋人が現れ、なぜかダンサーたちと一緒に歌い、踊りながら、彼女に花束を差し出した。
そして、驚く彼女に、そこでプロポーズ!!
っていう動画を観て、朝から二人で、ちょっと感動してしまった。
「すげーカッコいい。人生で一度きりの場面だし、これやったら超感動すると思わない?」
「うん、絶対忘れないと思う。素敵だね。」
「じゃ、俺、やりたい。」
「えっ?」
「だって、ダンサーの彼氏ならではだと思わない? 知り合い使えば、超ハイレベルなのできるし。」
「いいよ。素敵だとは思うけど、恥ずかしいもん。」
「そう?」
「それにさ.....。」

