そう思いつつ、早速、来週の火曜日の布陣をチェックしてみる。
早番が私と15時に上がっちゃうパートさん、遅番が由貴ちゃんと彼で、私が帰った後、最近、採用した専門学校生の女の子が入る予定になっている。
うん、何とかなりそう。
給料日でもカード優待デーでもないし、火曜日だから特別に混雑するようなこともないだろう。
由貴ちゃんもいるし、わざわざシフトを変えるまでもないか。
夕方、混んじゃったら、最悪は私が少し残業すれば良いんだし。
「すいません、未帆さん、ちょっといいですか?」
お店に出ている時の彼は、周りにバレないよう、涼しい顔をして、未だに敬語を使っている。
家で甘ったれてる時とのギャップに、笑っちゃいそうになる時もあるけど。
「こちらのお客様が、この焼き菓子セットを150個欲しいそうなんですが、注文できますか?」
「150個?」
「はい。もし用意できれば、来週の水曜の朝、外商の方に他の商品と一緒に届けてもらうそうなので、火曜日までに揃うならとおっしゃってるんですけど。」
「あ、はい。大丈夫です。一週間あるし、定番商品だから、ご用意できると思います。」
「あら、本当。助かる。他のにしようかと思ってたんだけど、彼が試食を進めてくれたパイが美味しかったから、揃うんだったらこちらのを頂くわ。」
「ありがとうございます。」
早番が私と15時に上がっちゃうパートさん、遅番が由貴ちゃんと彼で、私が帰った後、最近、採用した専門学校生の女の子が入る予定になっている。
うん、何とかなりそう。
給料日でもカード優待デーでもないし、火曜日だから特別に混雑するようなこともないだろう。
由貴ちゃんもいるし、わざわざシフトを変えるまでもないか。
夕方、混んじゃったら、最悪は私が少し残業すれば良いんだし。
「すいません、未帆さん、ちょっといいですか?」
お店に出ている時の彼は、周りにバレないよう、涼しい顔をして、未だに敬語を使っている。
家で甘ったれてる時とのギャップに、笑っちゃいそうになる時もあるけど。
「こちらのお客様が、この焼き菓子セットを150個欲しいそうなんですが、注文できますか?」
「150個?」
「はい。もし用意できれば、来週の水曜の朝、外商の方に他の商品と一緒に届けてもらうそうなので、火曜日までに揃うならとおっしゃってるんですけど。」
「あ、はい。大丈夫です。一週間あるし、定番商品だから、ご用意できると思います。」
「あら、本当。助かる。他のにしようかと思ってたんだけど、彼が試食を進めてくれたパイが美味しかったから、揃うんだったらこちらのを頂くわ。」
「ありがとうございます。」

