「やっぱり食欲戻らないな〜。ゼリーは一口食べれる様になってきたけど…」

「ゼリー?」

「?あぁ。みぃから聞いてない?
一回ご飯食べて吐いちゃっただろ?その後何が食べれそうか聞いたら、ゼリーって…」

「聞いてませんっ‼︎美晴、また内緒にしてたな…俺や兄貴も心配してるのに…」

「まぁ、食べれる様になったの、昨日の出来事だから、会いに行ってなかったら、言えないよな」

「…き、のう?」

「そ、昨日ようやく一口食べれた所。みぃは、日向や彼方に報告したいと思ってるよ。でも、昨日は2人とも忙しくて時間作れなかったんだろ?」

嘘だろ…

せっかく美晴が食べれたってのに、俺は病室に行けなかったんだ…

「今日は絶対行きます」

「待ってると思うよ」

そう言って司さんは歩いて行った。