「私が帰ろうって誘った葵の言うこと聞かなかったから、みぃ無理しちゃったのかな…」

しょんぼりした桜ちゃん。

「気にしなくて大丈夫だよ。そのおかげでみぃが隠したがった発熱が直ぐに分かったんだし」

俺の言葉を聞いてバツが悪そうにするみぃ。

「多分桜ちゃん達と話してる途中に熱があがってきたんだと思うし…」

俺の言葉に目を丸くするみぃ。

「驚いた顔してるね、みぃ。そんなところかなと思ったんだよ」

「つーくんには…何でもバレバレだね…」

そう言いながら、諦めた様に目をつぶるみぃ。

「……少し、眠るね。…葵、桜…来てくれて、ありがとね……」

ゆっくり言葉を紡ぎながら眠ってしまった」