葵くんからナースコールを受け、みぃの病室へ急いだ。

みぃの熱が上がってきた…

夜中には上がるだろうと予想してたけど、早く上がってきたみたいだ。

葵くんの後悔してる表情が気になるが、今はみぃが先だな。

「みぃ、熱高いけど、寒気はどう?」

「寒気は…ないよ…ケホッ…でも…怠い、かな…ケホッ…」

「寒気はないんだね。
そしたら、水枕用意するね。
解熱剤は使いたくないだろ?」

コクン…

俺の問いかけに頷く。

「わかった…」


『水枕持って来て下さい』

ナースコール水枕を持って来てもらえる様にお願いした。