「大丈夫だよ。気にせずゆっくり食べて」

もともと待つこと前提だったし。

そんなこと言ったら怒られそうだから言わないけどな……


それよりも、この席少し不安だな。


「ねぇ、この席しかなかったの?」

「葵まで……桜も店員さんに聞いてくれたんだけど、今お昼時だから空いてないんだって。
2人ともそんな心配しなくても大丈夫だよ。
煙こっちまで来てないし」

でも、早い事変わった方がいい気がする……



その後すぐに料理が運ばれてきて、食べ始めた2人。

そんな2人を見ながらも周りを見渡すと、上の方では煙がモクモクしていた。

でもみぃの言う通りこっちまでは来てないみたいだし、今のところは安心かな……


「ご飯の量減らしてもらったの?」

明らかにお店で出すには少ない量。


「うん、半分にしてもらったの」

にっこり笑うみぃのお皿にはまだまだ残ってるけど……

「そっか。無理せずにね」

「うん」