何かあればすぐ知らせてもらう様に声を掛けて、医局に戻るため廊下を歩いた。
「司、みぃちゃんICUだって?」
大和が心配そうに声を掛けてきた。
「文化祭参加したかったみたいでさ、彼方も日向もみぃのおねだりには甘いから……」
「はははっ。可愛い妹だもんな。
あんな子に、涙目でお願いされちゃぁ断れないよな」
大和は苦笑い……
「みぃは無意識でやるから、たちが悪いよ……」
「ほんと、葵達の妹じゃなかったら全然いっちゃうのにな〜」
大和が恐ろしいことを口走った。
「大和……」
「ちょ、ちょっと待って。
ロリコンとかじゃないからなっっ。
顔がタイプなんだよ」
「……まぁ、もう遅いけどね。
葵というナイトがいつも側に居るし」
「だから、友達の妹には手は出ささないって」
大和が焦りながら言ってるのが可笑しかった。

