シュートを決めたり、アシストしたり、葵は、オールマイティで動いている様に見えた。



あっという間に試合は終わった。


ピピ〜ッ

「試合終了っ」




「「「ありがとうございましたっ」」」





「みぃ、葵達勝ったよ」

大興奮している桜は、今にも飛び跳ねそうだ。

「ほんと……凄いね」

試合中の葵は、普段見ることのない真剣なでも楽しそうな顔で、プレイしていた。

何だか、プレイ中の葵は、凄く遠い存在に思えた。