サンドウィッチがテーブルに並んだ。

「じゃ、食べよっか」

「「「「いただきます」」」」

みんな各々に食べ始める。


あ、そうだ。

気になった事を聞いてみる。

「葵、試合どうだったの?」

「試合ね、勝ったよ。
少しだけだけど、出る機会あったんだ」

やっぱり出たんだ……

「そうなんだ。頑張ったんだね」

「次もすぐに試合もあるから、その時には見に来てよ」

「行ってもいいの?」

「当たり前だろ?本当は今日も来て欲しかったけど、家事して疲れちゃうくらいだったんだから、流石にまだ無理だったでしょ?」

ほんとだ……

こんな状態で出掛けたら、迷惑かけるところだった。

「じゃぁ、次の試合の時までに体力戻しておかないとだね」

「そういうこと」

葵は優しい顔で、頭をポンポンしてくれた。