「眠ってもいいよ」

その言葉を聞いて、夢の世界へ足を踏み入れた。




次に気が付いた時はベッドにいた。

きっとつーくんが運んでくれたんだ…


ゆっくり起き上がって、リビングに行くと、葵もいた。


「みぃ。おはよ。ぐっすりだったね」

葵は笑顔だった。

「葵……おはよ。昨日はごめんね。私……」

「ん?どうして謝ってるの?
みぃが謝るコトなんてないでしょ?」

「でも、せっかく心配してくれてたのに、酷いコト言っちゃった……」

「気にしなくていいのに」

葵は困った顔で呟いた。




「謝るなら私の方だよ」

「桜?」

「私、てっきり伝わってると思って、みぃの気持ち考えないで伝えちゃったから……」

「桜こそ悪くないよ」

「じゃぁ、今回は誰も悪くないって事で」

つーくんが締めてくれた。