みぃと外出したいと葵から連絡があったのが数日前。

俺もそろそろ外出を考えていたから丁度いい機会だった。

ただ、以前からの体調不良の原因体重低下だけだったらいいけど、不安は拭えなくて……

今回の外出の条件で、検査を、受けてもらう事にした。

みぃは即座に返事をしてくれた。





今日はみぃの検査の日。

朝から、彼方が連れてきてくれた。

コンコン

「つーくんおはよ」

「みぃ、おはよ」

「久しぶりにお家から出たから、何だか嬉しくなっちゃった」

いつもより少しテンションの高いみぃが、楽しそうに話出した。

「この検査が終わったら、外出してもいいんだよね?」

「でも、1人じゃダメだよ。
まだ体力完全に戻った訳じゃないからね」

「そっか……まだまだ迷惑かけちゃうな…」

「みぃ?少しだけだけど、家の中では動いてもいいよ。
ただし家事は1日1つ。
洗濯、掃除、料理のどれかね。
疲れたと思ったら、途中でも必ず休むこと。
酸素はまだつけててね」

「え?いいの?」

「ん?みぃだって頑張ってるもん。
ご褒美ほしいでしょ?」

「うんっっ」

みぃは今にも飛び跳ねそうだ。