「みぃは、何食べれそう?」

「……スープでいい」

体調は回復の兆しが見えても、食欲はまだ戻らないみたいだな……

「うん、食べれる物でいいよ」

ひな兄もみぃ食べれる時には食べる事を知っているから、無理強いはしない。


3人で席に着く。

「「「いただきます」」」

食べ始めて暫くすると

「ごちそうさま」

カチャリとスプーンを置いたみぃ。

「頑張ったね」

空っぽになった、お皿を見てひな兄は微笑んだ。

「でも、もうお腹いっぱい…」

「少しずつ慣らしていこうな」

そう言って頭を撫でたひな兄。

コクリ 頷くみぃ。

少しずつでも食べれる様になって欲しいな。

無理はさせないけどね。




食器を片付けたみぃは、

「部屋で休んでるね。葵、今日もありがとう」

そう言って、部屋へ戻っていった。