あっという間に眠ってしまったみぃ。

きっと、疲れていたんだろうな。


そっとみぃの部屋を出た俺たちは、そのままリビングに集まった。



「葵、これからの事なんだけど」

かな兄が話だした。

「朝は、俺か日向で様子を見るから、葵は部活が終わってから寄って欲しいんだ。
疲れてると思うけど、頼むな」

「勿論いいよ。昼はどうするの?」

「昼は司が、みぃに電話することにしたんだ。
司はみぃの主治医だしな。声聞いたら分かるだろ…」

いや……声だけ聞いて体調分かるのは当たり前の事なのか?

司さんやかな兄ならではな気がする……


でもそれぞれ時間を決めれば、誰かがやってるって事にはならないってコトか……

「分かった。また部活が休みの時は傍にいてもいい?」

「勿論。その方がみぃも俺たちも安心だよ」

「残り1ヶ月で、復活出来るといいんだけどな……」

「まずは一週間、様子を見てみよう」

かな兄の言葉に頷いた。