コンコンコン

「みぃ?出来た?」

「うん、出来たよ」

そう言うと、3人が部屋に入ってきた。

「美晴、疲れちゃった?」

私の体勢を見て、ひな兄が聞いてきた。

「ちょっと疲れちゃった」

思わず苦笑する。

「少しずつ良くなるからね。焦らずにね」

ひな兄は頭をポンポンしてくれた。


「少し休む?」

急に睡魔が襲ってきた。

「少しだけ……」

そう言いながら、瞼が下がってくるのを止められない。




ゆっくり休んで……


その言葉を聞きながら、意識を手放した。