「みぃ?何考えてた?」
つーくんはたまに、私の心情を聞き出そうとする。
「自宅安静もまともに出来ない私はお荷物だなって……
だから、パパやママとも会えないんだろうなって……」
「みぃ? それは違うよ」
つーくんは、私の心情を聞いて、合ってることには何も言わない。
でも、間違ってる事には必ず正しいことを教えてくれる
「みぃ達のご両親は、みぃの事が嫌で会いにきてないんじゃないよ。
来たくても来れないんだ。
よく俺のところに連絡くれてるよ。
みぃの体調のこと凄く心配してるんだよ」
知らなかった事実………
「ほんとに?」
「ほんと。俺がみぃに嘘ついたことある?」
「………ない」
私は自分の体調を正直に言う代わりに、つーくんは私に嘘を付かない事を約束してくれたから……
「だろ?心配しなくても本当のコトだよ。今度、電話してごらん?
迷惑じゃないから、ね?」
私は、パパやママのお仕事の邪魔したくなくて、滅多なコトがない限り自分から連絡するコトはない……
「迷惑じゃないの?」
「自分の娘からの連絡が迷惑なはずないだろ?」