「みぃ、ここに顎乗せて、ここつかまって立って。そう、上手だよ」

「少しの間、立っててね。
すぐに終わるからね」

前園さんと一緒に検査室を出る。




レントゲンを撮り終わり、素早く検査室に入る。

「みぃ、頑張ったね。
終わったよ…おっとっ‼︎」

俺の言葉を聞いた途端に崩れ落ちたみぃを支え、抱き上げる。

「つー、くん。ケホケホッ…あり、がと」

「みぃ、体熱すぎだ。
検査するの無理しちゃったね。
とりあえず、熱が下がるまで入院だよ」

コクン…

「病室に運ぶね」

俺が声を掛けた時には、みぃは、疲れて眠っていた。