「兄貴、マジでごめん」

「ん?あぁ。大丈夫だよ。
日向がいないところで仲良くしてるから」

「っ‼︎‼︎ それって俺には見せないって事だよな……」

「ま、そういう事になるよね。
お前、期間長くて、しつこかったしな」

「はぁぁ……。あの頃って、俺まだ学生だったぜ?」

「学生でも成人はしてただろ?
今のみぃ達より年上だよ」

俺の意見に言葉も返せない日向。

「ま、そういうの以外は、いい弟だから、気にするな」

日向の肩をポンポンっと叩いて、机の上の食器を片付けた。




「兄貴、敵に回すとやっぱ怖いな」

そんな日向の呟きは知らない………