俺たちの妹


「じゃぁ、夕飯の用意してくるよ」

彼方は部屋を出て行った。

「みぃは食べれそう?」

「………少しなら」

2人の会話を聞いて、少し引っかかった。

「葵、みぃお昼は食べれてた?」

「………5口だけでした」

チラッとみぃの方に視線を向けながら答えた葵。

「………少ないな。
みぃ?夕飯はもう少し食べた方がいいと思うんだけど」

「………頑張ってみる」

少し顔を強張らせながら答えたみぃ。


「でも、無理はダメだからね」

「うん」


みぃは、すぐに無理して頑張ろうとするから、その辺は気をつけないといけない。